着物って苦しいのはなぜ?

みなさん、着物って苦しいからあんまり着たくない…と思っている方いらっしゃいませんか?

成人式の振袖や卒業式の袴、おそらくこれらのイベントが大人になってから着物を着る初めての機会だったという方は多いのではないでしょうか。

その時の思い出で、着崩れて悲しかったという方もいれば、苦しくて辛くて早く脱ぎたかったなんて思い出がある方も。

やっぱり着崩れないためには苦しいくらいに着付けなければいけないのでしょうか。

着物は我慢して着るものなんでしょうか。

着物は苦しくても我慢するもの?

いいえ、そんなことはありません。

苦しい場合は着付け方に問題があることが多いです。

私自身も卒業式の袴で式典が終わる頃には足首が象のように浮腫んでしまった思い出があります。

相当腰紐をキツく締めたんだと思います。

その他にも、呉服店の主催で友人と着物でバスツアーに参加した時、おそらく着付けてくださったのが、着付け教室の生徒さんだったのだろうと思いますが、

着物の着付け以前に、いちばん下のインナー的存在である「肌襦袢」の紐をキツく締められたようで、

ツアー中ずっと呼吸が苦しく、食事もあまり食べられず、、ツアー自体は楽しいものでしたが本当に苦しい思い出でした。

服に着替える際、何がこんなに苦しいんだろうと確かめながら脱いでいて結局最後の最後で肌襦袢の紐を解いた時に、ものすごく息を吸い込んで生き返った感じがしました😓

これでは、着物=苦しい=我慢するもの、なんて思われ苦手意識を持たれてもおかしくないですね🥲

本当は苦しくないもののはずなんですが。

私の体験談でも合ったように、ちょっとした腰紐の強さや肌襦袢の紐の強さで快適さが大きく変わってきます。

普段が洋服だと紐で締めることがないので、余計に苦しく感じる可能性もあります。

紐の強さって大事ですね〜

かといって緩くしめて崩れてもいけないので、しっかりと締めなければいけない紐だけはしっかりしめる必要はあります。

その辺もお客様にご理解いただきつつ、苦しいのが苦手な方は崩れず苦しくないベストな強さを狙って、本人にも苦しさを確認しつつ(口頭だけでなく表情も見ながら)、お着付けします。

本当に苦しいのが苦手な方は、多少衿元の崩れのリスクが上がることを承諾していただき紐を減らし着付けたりすることも検討します。

あとは着崩れが怖いから、紐をキツめに締めるという方もいらっしゃいますが、

着崩れの原因は、ご本人の所作に問題があることもありますが、補正が原因であることも多いかと思います。

人間の体は曲線でできているのですが、着物は直線でできておりそれを紐だけを使って固定し体に馴染ませるわけです。

補正がうまくいっていなくで凹凸が多いままだと直線の着物は馴染みにくく着崩れは起こりやすくなります。

特に成人式振袖は重みがある着物であるのでより着崩れもおきやすい上に補正で着姿の美しさも大きく変わります。

今まで着物が苦しいものだと信じてこられた方は、実は着付け方が合っていなかったかもしれませんね。

着物に罪はないのでぜひ苦しくない着付け方もあるんだと知っていただき、着物に興味を持っていただけたらなぁと思います✨

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